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今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを保つ可能性


17日のドル・円は、東京市場では155円33銭から155円93銭まで反発。欧米市場では155円98銭から155円25銭まで反落したが、155円68銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に155円台で推移か。米長期金利は下げ渋っており、ドルは底堅い値動きを保つ可能性がある。

報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は5月17日に行われた講演で「昨年はインフレの鈍化にかなりの進展が見られたが、今年はまだそれ以上の進展は見られていない」、「インフレの進展が停滞もしくは反転したことがデータで示されれば、今後の会合で政策金利の目標レンジを引き上げる用意がある」との見方を伝えた。市場参加者の間からは、「米国の最近のインフレ指標は年初の想定を上回っている」との声が聞かれている。また、一部の参加者は「今後の会合で利上げの必要性について議論される可能性は低いが、金利を長期間据え置くことが妥当であると考えるメンバーは増える可能性が高い」と指摘しており、利下げ開始時期については予断を許さない状況が続くとみられる。

《CS》

 提供:フィスコ

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