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伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 4月29日版

日経平均は4万1087円が本年の最高値になる可能性が出てきた
1. 日経平均の本年の5月は月初から一定の流れを作る動きになる公算
 図1は、 日経平均株価の5月の値動きになります。左から順に「年」、「月足の陰陽(陽線「〇」、陰線「●」)」、「陽線引けしたときの最安値をつけた日、月初からの営業日」、「陰線引けしたときの最高値をつけた日、月初からの営業日」になります。
図1 日経平均株価の5月の動き方
【タイトル】
 これを見ると5月の月足が陽線引けした18回の中で、4営業日以内に5月の最安値をつけて、上昇を開始している年は14回あります。
 残り4回は、5月中旬に最安値をつけて、上昇を開始しています。
 4回の値動きを見ると、以下のようになっています。
 2005年は、4月と5月の安値で押し目底のパターンを作り、その後、上昇を開始しています。底入れ型を形成する過程で、5月が中旬に押し目をつける展開となっています。
 2008年は、4月末の高値付近が上値の限界となって、5月から6月にかけて上値の重さを確認する作業として、ジグザグの保ち合いの動きとなっています。
 2014年は、4月と5月の安値で押し目底のパターンを作り、その後、上昇を開始しています。
 2022年は、年間を通じてレンジ内の動きとなっています。5月上旬にレンジ下限を試す動きを経過して、レンジ上限を目指す動きとなっています。
 一方で、5月の月足が陰線引けした年は16回あり、その中で、13回が4営業日以内に5月の最高値をつけています。
 残りの3回は、以下のような展開となっています。
 1996年は、6月26日の高値が年間の最高値になっています。4月末から6月にかけては上値の重さを確認する作業として、ジグザグの値動きとなっています。
 2013年は、年初から5月23日まで一本調子の上昇局面を経過して、5月23日に戻り高値をつけた後、急落しています。5月23日から押し目をつけた6月13日まで、1月からの上げ幅全体の61.8%程度まで一気に下げる展開となっています。
 2018年は、3月から続く上昇の流れが5月21日に戻り高値をつけて、その後、8月まで上値重く推移しています。
 5月は、上下どちらへ向かうとしても、だいたい月初から一定の流れを作る動きになっています。
 そうならない場合、「値幅の大きな上昇を開始する前の押し目底をつける準備の動き」、「値幅の大きな下降の流れを作る前の戻り高値をつける準備の動き」のどちらかになっています。
 3月22日に戻り高値4万1087円をつけた後の下げは、2021年9月から2022年3月までの下げ幅(6114円幅)と同程度の調整となって、3万4973円を目指す流れへ入っている可能性があります。
 現在の値位置はまだ下降途中だと推測できるため、最近の保ち合いが押し目底のパターンを形成して、再上昇を開始する展開にならないと考えられます。
 だとすれば、本年5月は月初からすぐに上昇、下降のどちらかの流れへ入ると考えられます。
 上昇する場合、3万9000円、3万9500円程度で上値を抑えられる動きになると考えられます。
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